広大な敷地には、四季折々の草木が繚乱
修善寺温泉の中心から1.5kmほど離れた山稜にある、自然あふれる公園。敷地面積は50万㎡にも及び、東京ディズニーランドとほぼ同じ広さを誇る。園内は、日本庭園や西洋の伝統的な花が楽しめるフェアリーガーデンをはじめ、中世イギリスの街並みを再現したイギリス村、伊豆市の姉妹都市であるカナダのネルソン市を模したカナダ村など5つの村で構成。イギリス村とカナダ村の間は、「ロムニー鉄道」が運行。約10分間と短い鉄道旅だが、車窓には四季折々の風景が広がり、おとなからこどもまで楽しめる。
「伊豆の村」と「匠の村」で、和の風情を堪能
見どころが多い修善寺虹の郷で、地元の文化が楽しめるのが「伊豆の村」だ。自然の地形を生かした石畳の坂道には、 時代劇に登場しそうな街並みが続く。伊豆で捕れた海の幸や山の幸をはじめ和雑貨や工芸品など、バラエティー豊かな伊豆の特産品に出会うことができる。また、日本の古き良き家屋が見学したければ、「匠の村」も外せない。治水ダム建設のためにダム底に沈んだ、岐阜県徳山村にあった9棟の合掌造りの農家を移築。伝統工芸の職人や芸術家の工房として再生された。ここでは、和紙作りや陶芸などの日本の伝統工芸が体験することもできる。
約2000本ものもみじが色づく、修善寺でも指折りの紅葉スポット
四季折々の草木が楽しめる修善寺虹の郷は、伊豆最大の紅葉群生林としても有名。匠の村へと続く約1000本のもみじ林をはじめ、カナダ村やフェアリーガーデンのラクウショウやアメリカフウなど、和洋風合わせて約2000本もの紅葉が楽しめる。イギリス村や伊豆の村、日本庭園・菖蒲ヶ池周辺や匠の村・もみじ林(一部分)では、ライトアップも開催。昼間の紅葉とは異なる、幻想的な光景が広がる。色づきはじめは例年11月中旬頃からで、12月上旬頃まで楽しめる。