地殻変動によって作られた壮大な尖閣湾の風景
標高30mの絶壁がそびえる狭小な入り江に、いくつもの岩礁が海面から突き出したダイナミックな景観。その地形は、太古の昔に起こった噴火と、地殻変動により海岸平野が隆起し、日本海独特の厳しい冬の季節風と荒波によって岩肌が浸食され、長い時間をかけて作られたもの。世界一と言われるノルウェイのハルダンゲル峡湾にも勝るとも劣らない美しさと言われ、その景勝美と貴重性により、国定公園、海中公園、日本渚100選に選定されている。
入り江を巡り、海中観察も楽しめるグラスボートクルーズ
尖閣揚島遊園では、船底にガラスがはめ込まれたグラスボートに乗り、潮風の吹く開放感あふれるクルーズと、船底から見る海中の風景を楽しむことができる。所要時間およそ15分の尖閣湾を巡るコースでは、晴れた日には青く透き通る海が広がり、岸壁の続くダイナミックな景勝、狭小で複雑に入り組む岩礁など、様々な表情を持つ尖閣湾の風景を間近で見る事ができる。また、船底のガラスからはクロダイやフグなど様々な魚が泳ぐ様子や、大昔の噴火などによってできた複雑な地形の海底など海中の様子を見る事ができる。グラスボートは15分おきに発着し、1名からでも出航する。水が明るく水底まで海の様子がよく見える晴れた日の午前中がおすすめ。尖閣揚島遊園は年中無休だが、グラスボートは波や風などの気象条件によって運休になるので注意をしたい。運行状況は電話で問い合わせを。