上高地のパワースポット
河童橋から梓川の左岸沿いを上流へ徒歩約1時間、明神橋を渡ると明神池へ到着する。明神池はひょうたんの形をしており、一之池と二之池、大小2つからなる池。池畔には穂高神社の奥宮が鎮座する神域だ。明神岳から常に伏流水が湧き出ているため、冬でも全面凍結せず、池の間近にそびえる明神岳、ケショウヤナギやクマザサの緑、池中に置かれた大岩石など自然の造形美そのものを楽しむことができる。
神々しい雰囲気の穂高神社奥宮
明神池は穂高神社の私有地にある神域で、別名「鏡池」「神池」とも呼ばれている。穂高神社のご祭神は遠く北九州に栄えた海神で、北アルプスの総鎮守として鎮座。上高地は古くから神々をまつるにもっともふさわしい神聖な場所とされ、毎年10月8日には「明神池お船祭り(穂高神社奥宮例大祭)」が行われる。60年間続けられている行事で、平安装束を着た神官が2そうの船に乗って1年の山の安全を祈願する。
2つのルートで楽しめるウォーキングコース
上高地のシンボル、河童橋から明神池までは梓川の上流からみて約3.5kmの右岸コースと約3kmの左岸コースに分かれる。右岸コースは湿原や川など上高地ならではの景色を楽しむことができる木道が中心の細い道。左岸コースは穂高連邦が見える絶景ポイントが数か所ある道幅の広いなだらかなコースだ。足元に広がる花を眺めつつゆっくり歩くのに最適。行きと帰りでコースを変えるのもいいだろう。