仁和寺

仁和寺の国宝・重要文化財を楽しむ

仁和寺には国宝・重要文化財も多い。宮殿建築の雰囲気を色濃く残す金堂は、平安時代の貴族の住居であった寝殿造りの建造物として国宝に指定されている。桃山様式で作られた御影堂は、重要文化財に指定されている。また仁和寺の五重塔は、一般的に屋根の大きさが上にいくにつれて小さくなるほかの五重塔とは違い、江戸時代の特徴である同じ大きさの屋根で作られており重要文化財に指定されている。この他にも、仁和寺は１４棟が重要文化財に指定されており、歴史的建造物の見所が満載。孔雀明王像や聖徳太子像などの美しい襖絵も圧巻である。さらに霊宝館には造阿弥陀三尊像や、孔雀明王像、三十帖冊子などの国宝や寺宝が保管されている。

桜の名所の御室仁和寺

仁和寺は約５００本の遅咲きの御室桜が有名で、桜の名所である。樹高が２－３メートルと低く、地を這うように咲く。色が濃く、花びらもぷっくりと分厚い桜でお多福桜とも呼ばれる。遅咲きの桜なので、京都では仁和寺の桜が桜シーズンの見納めとなることから、花見の季節には観光客であふれる。仁和寺は入館料は無料だが、この桜のシーズンだけは入館料がかかるので注意。

観光に便利な京福嵐山電鉄

仁和寺の最寄駅は京福嵐山電鉄の御室仁和寺駅。この京福電車では京都の人気観光地嵐山をはじめ、金閣寺へのアクセスの良い北野白梅町や四条大宮など京都の市街地へも行くことが出来る。龍安寺や等持院、妙心寺など寺院めぐりにはおすすめ。 また仁和寺の前にある「きぬかけの路」を行けば龍安寺、金閣寺へと歩いていくことも出来る。