石庭を楽しむ龍安寺
国の特別名勝・史跡に指定されている龍安寺の石庭。枯山水庭園で砂を用いて海を表し、箒で線を描くことで波を表現している。石は島や山を表しているといわる。また、虎の子渡しの庭、心の字を表しているなどと様々に言われる石庭の意味。はっきりはしていないが、見ているだけで心が静まってくるのが石庭の魅力である。 龍安寺の石庭では、四季折々の自然が楽しめ、特に春には枝垂れ桜が石庭に美しさを加えている。もちろん、夏には青々とした青もみじ、秋には真っ赤に染まる紅葉で美しい。京都は盆地で雪も降るので、雪化粧をした石庭もまた見ものである。方丈庭園とは、部屋を意味する方丈から座って眺めるために造られた庭と言われている。ゆっくりと石庭を眺めることで、心が洗われるような時間を過ごせるだろう。
龍安寺の見所
石庭以外にも龍安寺には魅力が満載。龍安寺にある鏡容池は石庭よりも有名であった。鏡容池の前には、池泉舟遊兼回遊式の庭園があり、秋には紅葉が美しい。この庭園からは衣笠山を眺めることが出来、紅葉と夕暮れのコントラストが特に美しいことで人気がある。また、水に浮かぶ緑とピンクが美しく映える睡蓮が咲く夏の時期もおすすめ。 日本最古の侘助椿があるのも、ここ龍安寺である。