嵐山・嵯峨野１日たっぷり観光プラン

京都駅では新幹線ほか、各方面からの電車、空港バス、高速バス、市営バスが発着。構内2Fに観光案内所があり旅の情報が手に入る。京都駅から嵐山への行き方は様々あるが、JR嵯峨野線で「嵯峨嵐山駅」へ行く方法が乗り換えがなく簡単。

JR嵯峨嵐山駅から徒歩で渡月橋へ。嵐山の中で最も写真撮影に向く風景で知られている。しばし風景を堪能した後は橋を渡り「嵐山モンキーパークいわたやま」へ。

かわいいニホンザルが自然の姿で生き生きと暮らす、岩田山にあるモンキーパークへ。この場所から見晴らす京都市内の展望が絶景だ。モンキーパークへは上り坂が続くので注意。

京友禅のポールのランプが美しいキモノフォレストや足湯で人気の京福電鉄嵐山駅があるエリアへ。駅を中心に数多くの飲食店が立ち並ぶ。午後からのお寺巡りに備え、このエリアで早めの昼食を取るのがおすすめだ。

世界遺産の禅寺・天龍寺で、700年前の姿をとどめた庭園や、重厚な建築を見学。法堂では天井に描かれた迫力溢れる雲龍図を見ることができる。(雲龍図の公開は土・日・祝日。春と秋の特別公開期間中は毎日公開。特別公開日の最新情報は公式サイトで確認を。)　 時間に余裕があれば天龍寺北門から徒歩３分の野宮神社へ。日本の古典文学の傑作「源氏物語」にも登場し、聖なる場所に建てられた神社として知られ、良縁や子宝の神として崇拝されている。

千年以上の昔に貴族の別荘地として開かれた嵯峨野エリアを代表する風景。笹の葉擦れの音が心地よい散策が楽しめる。野宮神社から続く竹林を歩き大河内山荘へ。

20世紀に時代劇俳優として活躍した大河内伝次郎の別荘。嵐山の自然を背景に四季折々に変化する見事な庭園を見ることができる。お抹茶のサービスがあり、庭園を眺めながら一服が愉しめる。

高さ12mほどの多宝塔がそびえる17世紀初頭創建の古寺。山の中腹に建つ寺院の境内へは石段を上って行く。境内から望む京都市内の風景も見どころ。

伏見城から移築された重厚な総門が迎える二尊院へ。11月下旬以降には紅葉の名所として知られ、門をくぐるとどこまでも続く“紅葉のトンネル”の風景が有名だ。

悲恋の舞台として知られる女性に人気が高いお寺。柔らかな苔で覆われた「苔庭」、茅葺屋根の素朴なたたずまいの「草庵」など、小さいながら、ひっそりとした佇まいの境内や庭園を散策。竹林庭園には休憩所・売店があり抹茶と和菓子のセットがいただける。お寺散策の一休みにおすすめだ。

嵯峨野の奥、古来より葬礼の地とされた場所に建つ化野念仏寺を訪れる。「西院の河原」に供養される無数の石仏が圧巻だ。寺に続く竹林も神秘的な風景として人気が高い。 化野念仏寺からJR嵯峨嵐山駅までは徒歩約30分。