サルが身近かにいる野猿公園
「京都にこんな場所があったとは!?」と驚きのスポットがここ。「嵐山モンキーパークいわたやま」は、嵐山の岩田山にある6000平方メートルの野猿公園。現在、約120頭のニホンザルが園内に暮らしている。サルたちが集まる山頂までは、展望台から約15分から20分ほどの道のり。道路はきれいに整備されているので、こども連れでも登ることが可能だ。森林浴しながらのハイキングは、爽快感がある。 通常の動物園との大きな違いはサルとの距離感。山頂の広場には柵も檻もなく、至るところにサルがウロウロ。注意点をきちんと守れば、近くで観察することもできる。野生のサルにここまで接近できる場所は、他にはなかなかないだろう。一日数回、飼育係が餌を撒く餌やりタイムがあるので、たくさんサルを見たい時はこの時間に広場で待機しよう。山頂にある休憩所では、りんごや落花生などの餌やりも可能(1袋100円)。サルが外、人間がフェンス内と、動物園とは逆の状況がおもしろい。どの季節も楽しいが、サルたちの恋の季節である秋から冬、たくさんのベビーが誕生する春は一見の価値がある。
モンキーパーク周辺からの大パノラマ
サルとたっぷり遊んだ後は、山頂からの大パノラマも楽しみたい。モンキーパーク周辺の地域は周りに高い建物がないため、端にある比叡山までが見渡せる。特に、桜や紅葉の季節は、最高の眺望だ。コイン式の双眼鏡もあるので、もっと詳しく市内を覗いてみたい場合はぜひ。時々サルが使っていることもあるが、待っていれば変わってくれるかもしれない。