樹齢数千年のユニークな屋久杉が数多く見られる森
標高1,000m~1,300mに広がる270haの自然休養林。宮之浦港から車で60分 、屋久島空港から車で45分の場所に位置する。樹齢数千年の屋久杉を含む屋久島の原生林を楽に鑑賞でき、原生林の中には遊歩道が整備され、体力や目的に合わせて、30分(0.8km)・50分(1.2km)・80分(2.0km)・150分(3.0km)の4つの散策コースが設定されている。入口には売店・休憩施設があり、屋久杉工芸品が手に入り、2階のバルコニーからは豊かな森の代パノラマを望める。樹齢1800年の仏陀杉・樹齢2600年、樹高31.1mと29.5mがつながった母子杉・樹齢2500年の小田杉といった巨木や、双子杉・くぐり杉・ひげ長老などユニークな名がつけられた特徴のある杉をいくつも見ることができるほか、森を流れる小川や地面を覆い尽くす苔、四季折々の植物も楽しめる。吊橋やベンチ、展望台などの施設も設けられ、森林浴も楽しむことができる。
子供連れから本格登山までレベルにあわせて楽しめるコース設定
一番短い30分コースでも見どころが多く、今から300年前に伐採された森で、至るところに切り株が残っていて自然の豊かさと森の歴史を理解でき、小さな子供でも安心して散策できる。80分、150分コースは登山道となっており、本格登山装備が必要になるコース。150分コースで見ることのできる天柱杉は、屋久島で1、2位の樹高を誇り、蛇紋杉の倒木から北に向かう登山道は、花崗岩の柱 天柱石がそびえる太忠岳(1497m)への登山道(約2.7km)が続いている。森林内では、ヤクザルや、ヤクシカなどの動物に遭遇することも。