気根が絡み合う迫力のガジュマル
宮之浦港から5kmほど西へ、車で約10分、景色の良い海岸線をたどると到着するこの自然公園は、ガジュマルの北限としても知られている。ガジュマルとは熱帯産のイチジクの仲間で、幹からたくさんの気根をたれて土着している植物。樹齢500年以上といわれる巨大なガジュマルをはじめ、亜熱帯の植物が多く見られる屋久島最大のガジュマル公園。
遊歩道から間近に巨大樹木を観察
園内には1周10分と15分の2つの遊歩道が整備されており、途中に休憩用のベンチも多く設置されていて、初心者でも安心してジャングル探検気分を味わえる。園内には1本立ちから多数に寄生されたものまで大小様々のものがあり、樹齢200~300年といわれるガジュマルの無数の気根が絡み合った形をした老木をはじめ、アコウ、ハマビワといった熱帯樹が密生していて迫力ある景色が見られ、木々の生命力に圧倒される。ガジュマルの気根が下に伸びていく様を間近に見ることができ、他の植物との共生の様子も見られるので、一見の価値あり。また、植物だけでなく、様々な蝶も多く見られ、夏場には蚊も多いので虫よけは必須。屋久島といえば屋久杉だが、こちらのガジュマルの森も亜熱帯気分が満喫できるので、ぜひ立ち寄りたいスポットだ。トイレは設置されているが、売店などはない。
地元名産メニューが楽しめる休憩スポットのカフェ
ガジュマル園のすぐ隣に、「kiina」という小さなかわいらしいカフェがあり、サンドイッチなどの軽食や、ケーキやドリンクメニューも充実していて、地元屋久島産のものを使ったメニューも味わうことができる。