屋久島の自然について深く学べる無料の施設
1993年に屋久島が世界遺産に登録されてから3年後にオープンした環境省の施設。屋久島世界自然遺産と屋久島国立公園の魅力を紹介し、自然の成り立ちから環境保全の取り組み、登山の際のマナーやルールまで幅広く紹介しており、国立公園の管理運営や調査研究の拠点にもなっている場所。無料の施設だが、いろいろな切り口から屋久島の自然について奥深く学ぶことができる。
わかりやすい模型の展示や豊富な情報量
世界遺産の地域や見どころが一目でわかる立体地図の展示から始まり、「屋久島世界自然遺産コーナー」では、海岸線の照葉樹林帯から山頂部の草原帯まで、標高や気候に適応した植物の分布をわかりやすい模型で紹介されている。また、屋久島の生物多様性を紹介するパネルや、屋久島の自然の美しさを紹介する映像が閲覧できる。「屋久島国立公園コーナー」では、屋久島国立公園内の主要な山を標高ごとに模型で紹介し、屋久島の多様な海の自然や、全島が国立公園区域となっている口永良部島について知ることができる。また、自然を守るために、屋久島の保護地域や、自然環境を守る活動を紹介し、登山に関するルールやマナーの紹介もしている。屋久島ライブラリーでは、屋久島に関するさまざまな書籍が閲覧でき、季節やテーマごとに自然を中心とした写真をタッチパネルで閲覧することもでき、とことん屋久島について追求することができる。「屋久杉自然館」がすぐそばにあるので、併せて訪れると屋久島についてかなり深く理解することができる。