日本5大名峡のひとつに数えられる
広島市内中心部からバスで1時間15分。原始林に深く切り込んだ峡谷には高さ40mにもおよぶ断崖絶壁をともなう淵や滝、急流などの連続。新緑と清流が作り出した見事な景観がとぎれなく続く。特に紅葉時期は三段峡ならではの多種多様な木々が色づき、自然の芸術をつくり出している。入り口付近は切り立った絶壁と原生林、エメラルドグリーンの渓流など神秘的な雰囲気となっており、正面口だけでも一見の価値がある。
三段峡の中でも特にすばらしい5大景観
“三段峡”という名の由来でもあり、最大の見どころ「三段滝」とともに、「黒淵」「三ツ滝」「猿飛」「二段滝」は5大景観と呼ばれ、三段峡の中でも特にすばらしい景観で知られる。人気は「黒淵」と「猿飛」の2か所で乗ることができる渡船。中でも「猿飛」は高さ20mの岩壁が最狭幅2mほどにせばまっており、渡船はその岩壁の間をロープ伝いで行き交うのでちょっとした冒険気分を味わえる。「二段滝」へは猿飛渡船を使用しないと行くことができないことからも秘境の様子がうかがえる。
時間、体力に合わせて選べる遊歩道
散策は片道10分のミニミニコースから三段峡全ての遊歩道を踏破する聖湖コースまで6コース。おすすめは1番の見どころ「三段滝」のほか「猿飛」や「二段滝」も見ることができる3時間のコース。土日祝日は入り口と峡谷の中流部を結ぶシャトルバスが運行されており、三段滝や二段滝へ徒歩30分で行くことができるので体力に自信がない人でも安心だ。