映画やドラマの撮影にも使用される歴史を感じる建物の数々
アメリカのアナポリス、イギリスのダートマスとともに世界3大兵学校のひとつに数えられる。入校式、卒業式が行われる大講堂はおよそ2000名を収容できる大きさ。瀬戸内海産の御影石で建てられ、90年以上たった今でも変わらない姿。通称「赤レンガ」と呼ばれる庁舎はイギリス人建築家により設計された。建設から100年以上経っているとは思えないほどきれいだ。春には桜が咲き誇り、芝生に囲まれた校庭を含め、校内全体が背筋が伸びるほど凛とした雰囲気に包まれている。
教育参考館にある貴重な展示物
美術館のようなギリシャ神殿風の教育参考館は先輩の偉業をしのんで建てられたもの。館内には約16000点の歴史的資料が保存されており、そのうち約1000点を展示。江戸時代末期の政治家で江戸城無血開城に貢献した勝海舟の書や軍神と呼ばれた広瀬武夫中佐の資料など貴重なものばかり。特攻隊員となった10代、20代の若者の遺書には胸を締めつけられる。敬意を表し、館内は脱帽、撮影禁止。
毎年行われるサマーフェスタ
江田島市最大のお祭りサマーフェスタの会場となっている第1術科学校。音楽隊の生演奏や盆踊りのほか、食べ物、体験イベントに盆踊りや江田島湾クルーズと盛りだくさん。日没後の7時過ぎには護衛艦がライトアップされ、フィナーレは江田島湾海上花火大会。およそ2000発の花火が打ち上げられる。