本社ビルからミュージアムまでバス移動するほど広い敷地内
広島を代表する企業といえばマツダ。特にロータリーエンジン開発において高い技術力を持っており、世界でマツダだけが量産化に成功している。ミュージアムまでは敷地内をバスで移動する。移動中に渡る橋は「東洋大橋」と呼ばれ、マツダが保有する。一般車は通ることができず、1965年の建設当時は1企業が保有する橋としては世界最大だった。ミュージアム内はエントランスホール、ミュージアムショップのほか5つのエリアに分かれており、順路にしたがって案内・説明してくれる。
最初に作られた車から未来の車まで勢ぞろい
展示されている車の実物は見ているだけで面白い。マツダが1番最初に作った車「3輪トラック」や世界で初めてロータリーエンジンを搭載した量産車「コスモスポーツ」、世界3大レースの1つ“ル・マン24時間耐久レース”で日本車として、1991年に初めて総合優勝を果たした「787B」、未来の水素自動車など見ごたえ十分のラインナップだ。
車の製造工程見学は人気エリア
U1組立ラインエリアは目の前で車が組み立てられていく様子を見学することができる人気のエリア。いくつもの車種を1つのラインで効率よく生産する「ワンライン多車種生産方式」でベルトコンベアにより車が次々と運ばれ、部品を組み込む機械、接着剤をつける機械などその技術に驚くばかり。車好きな人でなくとも車が出来上がっていく様子は興味深い。