展望台からの見晴らしは格別。夜景も楽しめる
広島駅から路面電車で約8分。広島市の中心部に南北に広がる比治山公園は標高71mの比治山一帯に広がる公園だ。園内にある2つの展望台からは広島市街や瀬戸内海を見渡すことができ、昼の眺望や夜景を楽しめる。桜の名所としても知られ、3月下旬から4月上旬には約1300本の桜が咲き誇り多くの花見客でにぎわう。公園には美術館や図書館のほか、野外彫刻が点在しており、芸術公園としても整備され、市民の憩いの場となっている。
公立の現代美術館としては日本で最初に創られたもの
園内でひときわ目立つ建物は「広島市現代美術館」。比治山の頂上付近にあり、日本初の公立現代美術館として1989年に開館。主に第2次世界大戦以降に創られた若手芸術家の作品など約1500点を所蔵。企画展のほか、アーティストの生の声が聴ける「アーティスト・トーク」や学芸員による解説、毎月1回開催される子どもに人気があるワークショップなど、現代美術の様々な楽しみ方を紹介している。公園に隣接するショッピングセンター横には全長207mの動く歩道とエスカレーター「比治山スカイウォーク」があり美術館付近まで上ることができる。美術館の目の前には広島市内巡回バス「めいぷるーぷ」のバス停もあるので利用するのもいいだろう。
全国でも珍しいまんが専門図書館
公園の北側にある「広島市まんが図書館」は公共の図書館としては珍しい漫画に特化した図書館だ。日本を代表する漫画や映画やドラマ、アニメの原作となった漫画など単行本の新刊や最新の漫画雑誌まで約12万冊を所蔵している。
