ブナの原生林に囲まれた自然の学校
福島県只見市のブナの原生林は、世界遺産の白神山地の4倍。広大な森の中にはブナの巨木やいくつもの美しい滝や沢があり、多くの動植物が暮らしている。ユネスコのエコパークにも登録された、世界的にも貴重な自然を保全している地域だ。そんな自然の中で、山村文化についてさまざまな体験学習を通じて学べるのが、只見市布沢にある「森林の分校ふざわ」。この施設は、廃校になった小学校を改築し宿泊施設として生まれ変わったもの。客室が3つというこじんまりとした宿泊施設だが、布沢の美味しい季節の料理を味わったり、町内にある深沢温泉に無料で入浴できるなどの嬉しい特典も。なによりも何百年と生きてきたブナたちに囲まれながら過ごす一夜はかけがえのない体験に。グループで家族で楽しめる施設だ。
豊富な体験学習
ブナの原生林の中を散策する、恵みの森散策をはじめ、多くの体験学習が用意されている。田畑の農作業を通して収穫の苦労と喜びを知る「農業体験」、きのこ料理、そば、もちなどの郷土料理を味わう「食文化体験」、わら細工などの工芸品を作る「伝統工芸体験」、だんんごさし、史跡をめぐる「伝統文化体験」など。森の中を散策したり、木の実を拾ったりと自然そのものと触れ合う「自然体験」も人気。小さな子供から大人まで、みんなで夢中になれる体験学習ばかり。さらに、今では珍しい炭火焼き小屋での「炭火焼き体験」、バーベキューなども楽しめる「キャンプファイヤー」も出来る。