浅草岳:夏でも雪の残る美しい山
福島県只見と、新潟県の境目にある浅草岳。標高は1586mで、夏にも山頂に残る雪が美しい景観を作り出す人気の高い山だ。日本でも有数の水力発電を誇る広大なダム、田子倉ダムからもその雄大な姿を見ることが出来る。浅草岳は、6月の山開きから10月下旬までが登山シーズン。豪快な岩場の続き絶壁からの景色が見事な鬼ヶ面山、大小の沼がいくつも点在する沼の平など見所満載。登りきった山頂には高山植物の郡落、そして周囲には毛猛山などの美しい山々が連なる素晴らしい景色に出会える。
会津朝日岳:登りきった先にある絶景
会津を代表する中級山岳の会津朝日岳は、燧ケ岳、三岩岳などの山々が連なる中にある。新緑と高山植物が見事な名峰だが、登山者にとってはなかなか難易度の高い山でもある。しかし、避難小屋や登山道も整備されている。なにより、美しいブナ林、雪崩によってうまれた険しい崖からの景色、しゃくなげの群生、山頂から臨む只見の大自然は圧巻で、登山者の心をつかんで離さない。
蒲生岳:会津のマッターホルン
標高は828mと、朝日岳、会津朝日岳に比べると低い山。しかし、そのとがった山の見た目や、山頂からの景色から会津のマッターホルンとしても知られている。また、険しい坂道など、ロープやクサリを使用しての登山になるため、初心者向けではないので要注意。只見線の車窓や、国道からその姿を見ることもできる。頂上では360度の大パノラマを楽しめ、そこから見える只見川や浅草岳の絶景は必見。