豪雪地帯ならではの只見の冬を満喫
全国でも有数の豪雪地方として知られる只見では、その雪を活用しようと毎年「只見ふるさとの雪まつり」を開催している。約2万人を動員する福島県最大の冬のイベントである。特に、およそ20日もの時間をかけて作られる大きな雪像は圧巻。加えて、町中には小学生をはじめ、生徒たちによって作られた大小の雪像も飾られ、只見全体がおまつり気分に包まれる。また、数え年42歳の厄年にある厄男よる「厄払いの儀・おんべ」や、神楽や太鼓などの伝統芸能など、只見の歴史や文化を垣間見ることも出来る。ゆきんこ市では、地元の人々によって郷土料理や、特産品が販売され、ゲームやくじ、雪の滑り台などの子供も楽しめるコーナーも充実。有名芸能人によるトークショーや、パフォーマンスショーで日中は大いに盛り上がる。また、只見スキー場では、スノーモービル体験やツリーイング体験なども可能だ。只見の冬の風物詩であるふるさとの雪まつりで、豪雪地方ならではの楽しみ方を体験してみては。
華やかな花火やキャンドルロード
只見の地元の美味しいものを味わい、伝統と文化に触れながら楽しめる雪まつり。昼から1日楽しめるイベントだが、夜には真っ白な雪に華やかに花火やイルミネーションが映え、見ごたえたっぷり。大雪像の背景に打ち上げられる夜の祈願花火で、寒空を美しく飾りながらフィナーレを迎える。復興を祈りながら灯されるキャンドルの灯りは、心まで温かくなる光景だ。1日かけて、家族みんなで只見の冬を楽しく過ごせること間違いなし。