渓流がつくり出す美しい滝が魅力
笛吹川上流の流れがつくり上げた西沢渓谷は山梨、長野、埼玉の3県が接する場所にあり、秩父多摩甲斐国立公園に指定されている。国内屈指の渓谷美をほこる景勝地で、清流が巨大な花崗岩を浸食してできたまさに天然の芸術。原生林を流れる渓流がつくり出すいくつもの滝は澄み渡り、神秘的な魅力にあふれている。「21世紀に残したい日本の自然100選」「平成の名水100選」「森林浴の森100選」「水源の森100選」「新日本観光地100選」「日本の滝100選」など数多くの100選に選ばれている。
紅葉時期が人気のハイキングコース
西沢渓谷1周コースは約10km、約4時間のコース。「七ツ釜五段の滝」を始め、多彩な表情を見せる渓谷美を楽しみながら、森林散策を楽しもう。コースは良く整備されており、それぞれのビューポイントには案内板も設置されている。ハイキングの前半は沢をすぐ横に見ながら上流へと上っていき、後半は緩やかな山道をゆっくり下るコースだ。また三重の滝折り返しコースは約3km、約1時間30分のコースでアップダウンの少ないコースとなっている。
セラピー効果が科学的に実証された森
西沢渓谷は森林浴のリラックス効果が専門家に実証され「森林セラピー基地」に認定されている。また上記2つのハイキングコースも「セラピーロード」に認定されており、癒しの効果や病気の予防効果が科学的に認められたお墨付きの散策路だ。12月1日から4月28日は冬期積雪のためウォーキングは不可となっているので注意したい。
