日本一の生産量を誇るぶどう畑
新宿から電車で約1時間30分。甲府盆地はぶどうの生産に適しており、勝沼は日本一の生産量を誇る。ぶどう作りは1300年、ワイン作りは130年の歴史があり、日本のワイン発祥の地でもある。季節ごとに彩を変える見渡す限りのぶどう畑は圧巻で“東洋のブルゴーニュ”とも呼ばれている。その甲府盆地の東端にある「甲州市勝沼ぶどうの丘」では地下ワインカーヴに約200銘柄、約2万本のワインを常時取り揃えており、試飲も可能。レストランや宿泊施設、温泉、美術館などもあり、ゆっくり過ごすことができる。
ワインは地下ワインカーブでもレストランでも
地下ワインカーヴには年2回の審査会をパスした甲州市推薦のワインが並び、専用の試飲容器を購入すると、全銘柄を試飲することができる。またワインに合った料理を楽しむことができる「展望ワインレストラン」は眺望も魅力。甲府盆地や南アルプスまで見渡すことができ、ディナータイムの夜景も人気だ。
鉄道遺産を有効活用したワイン貯蔵庫と遊歩道
最寄りの勝沼ぶどう郷駅から徒歩5分ほどのところにあるのは「大日影トンネル」。1997年まで使用され、現在は遊歩道として観光客に開放されている。トンネルの先は桜並木になっており、春の散策には最適だ。遊歩道の先はトンネルを利用したワイン貯蔵庫(トンネルワインカーヴ)。ワインメーカーや個人用のユニットが用意され、約100万本のワインを貯蔵することができる。トンネル内にずらりと並ぶワインに圧倒されるだろう。