六本木に誕生した「デザイン」にあふれるアートな街
2007年の開業以来、新しい都市の在り方を発信し続ける東京ミッドタウンは、6つの建物と広大な緑地からなる複合都市だ。その中のひとつ、ミッドタウンタワーは、都内最高層のビルディングとして、六本木ヒルズと共に新しい摩天楼の風景を作っている。東京ミッドタウンには、様々なショップやレストラン、オフィス、ホテル、クリニックなどが入っているほか、アートの発信地としても有名。1961年開館の歴史を持つサントリー美術館、アートリサーチセンター「21_21DESIGN SIGHT」、デザインネットワークの拠点「東京ミッドタウン・デザインハブ」が移設、開設され、大小様々な企画展が展開されている。また、最高級ホテル ザ・リッツ カールトン東京がミッドタウン内にできたことも話題である。
自然との共存を提案する都市づくり
ここが東京でも有数の繁華街、六本木とは思えないほどの豊かな緑地がミッドタウンにはある。緑地の出現によって、立ち寄って消費する街から、憩う街へ変貌を遂げた。ミッドタウンガーデンにはサクラやクスノキなど、多くの樹木が枝を広げ、グリーンが鮮やかな芝の広場はくつろぐ人々であふれる。また、館内のみならず、ミッドタウンガーデンでも公衆無線LANが利用でき、くつろぎながらハイテクノロジーを享受することができる。冬にはスケートリンク、クリスマスにはイルミネーションなど様々なイベントが一年を通して展開され、東京ミッドタウンは人々が絶えず集まる人気スポットになっている。