大使館の街の注目の美術館
周辺には各国の大使館が点在し、外国人向けのお店が多い六本木。六本木には注目すべき美術館も多い。ここでは特長ある美術館を3つ選んで紹介しよう。
森美術館
六本木ヒルズ森タワー53階。日本とアジアの美術に目を向け、現代性と国際性に焦点をあてた美術館。現代アートをテーマに世界中のアーティストの展覧会を開催。年3回ほどのペースで入れ替わる。夜10時まで開館しており、音声ガイドを無料貸出。高層階で非日常空間を味わえる。六本木ヒルズ展望台とのセット販売となっている。
国立新美術館
コレクションを持たない新しいタイプの美術館。国内最大級の展示スペースは都会の真ん中とは思えないほどゆったりとした空間。展覧会の内容や展示方法も工夫されており何度でも訪れたくなる。地下のミュージアムショップは日本らしい手作りの品が多く、ハイセンス。乃木坂駅直結で雨にぬれず、荷物を返金式ロッカーに入れて楽しめる。カフェやレストランも併設され、ハイクオリティな1日に。混雑をさけるならチケットはネットで購入し、平日の昼間に訪れるのがいい。
サントリー美術館
東京ミッドタウン内。テーマは「美」。生活の中の美を基本とした展示品は平安時代から江戸時代の絵画、漆工、陶磁、ガラス、染織など約3000件。館内の随所に木や和紙がふんだんに用いられており、和のモダンを表現した自然のぬくもりあふれる空間となっている。金曜、土曜は夜8時まで開館。 美術館に関する様々な割引サービスがあるため確認を。
美術館の割引サービス
「六本木アート・トライアングル」では3館(森美術館、国立新美術館、サントリー美術館)で開催している展覧会チケットの半券提示でほかの2つの美術館の観覧料割引になる「あとろ割(対象展覧会のみ)」や、アート情報を載せた「あとろマップ(英文あり)」の配布などを実施。 「ミュージアム・リンクパス」は3館(森美術館(東京都)、21世紀美術館(石川県)、ベネッセアートサイト直島(香川県))で無料配布しているパスポートサイズの冊子。最初の施設で入館日を記入するとほかの2つの施設が割引に。 「ぐるっとパス」は都内78か所の美術館や博物館などの入場券または割引券がつづられたチケットブック。交通機関(東京メトロ、都営交通)1日乗車券とのセット販売(2800円)も行っている。六本木エリアでは森美術館と国立新美術館が対象。 六本木ヒルズ、東京ミッドタウンができ、周辺の飲食店も充実してきた六本木。生まれ変わった街へぜひ訪れて。