新しい六本木の象徴
近年、六本木はアートが熱い街になりつつある。近くには国立新美術館があり、ミッドタウン内にはサントリー美術館がある。ビル内や周辺の公園にも小さなギャラリーが多く、ショッピングやナイトライフだけでなく、美術好きにも刺激的な場所だ。その中で、六本木ヒルズ内53階、摩天楼のてっぺんに近いところに森美術館がある。 2003年にオープンしたこの美術館では、「アート&ライフ、生活の中のあらゆる場面でアートを楽しむことができる豊かな社会の実現」(森美術館 館長 南條史生 氏)をモットーに、現代美術を中心とした、世界中のアーティストによる企画展が行われている。
52Fの展望台Tokyo City Viewとのセットもあり、美術館だけでなく、展望台から東京の眺めも楽しめる。ここでは東京タワーが間近に見えるため、その風景は大変美しい。展望台にはカフェやバーも併設され、東京の景色を眺めながらの休憩や食事もできる。森美術館は遅くまで開館しており、夜10:00まで東京の夜景とアートの両方を楽しむことが可能だ。
また、追加料金でヘリポートのある最上階に上ることもできる。展望室のガラス越しから見る風景とは違い、空気を感じながらのダイナミックな景色を体験できる。 遊び、ナイトライフ、そしてアート。すべてのエンターテイメントとエネルギーを持つ六本木で一日を過ごすなら、摩天楼の頂上にある美術館と東京の景色の両方を楽しめるこの場所はぜひ訪れるべき場所だろう。