隠岐を代表する絶景スポット
西ノ島の北西にある約7kmの国賀海岸は、大山隠岐国立公園の特別保護地区で国の天然記念物にも指定されている隠岐最大の景勝地。その国賀海岸にある代表的な奇岩が通天橋だ。約500万年以上前の火山活動によってつくられた岩石の中央部が海食作用によってえぐられてアーチ型になっており、この浸食作用は現在も続いている。浦郷から展望台までは車で10分ほど。
遊歩道や遊覧船、マリンスポーツなどさまざまな楽しみ方
駐車場からそのまま広場のような展望台へと続き、エメラルドグリーンの海と通天橋のほか、観音岩や象鼻岩などの奇岩がならぶ天上界を眺めることができる。遊歩100選にも選ばれた西ノ島ウォーキングコースでは絶景のほかにものんびり歩く牛馬や、海岸沿いの岩場に小さな鳥居と祠がある国賀神社などを見ながら散策を楽しむことができる。海上では定期観光船を運航。ほかにもスキューバダイビングをはじめ、シーカヤックやヨット、ローボート、カヌーなどのマリンスポーツが楽しめ、遊覧船では通れない場所などにも行くことができる。
赤尾展望所&鬼舞展望所で絶景めぐり
国賀海岸の南側にある突き出した半島には木造の赤尾展望所がある。通天橋のほか、国賀浜、天上界、摩天崖を上から見下ろすかたちで一望することができる人気のスポットだ。特に夕日が沈みかけてから見える漁船の漁火が美しい。さらに南へ下ると鬼舞展望所が。赤尾展望所とは異なる牧歌的な風景が広がり、夏には一面に黄色いヒメヒマワリが咲きほこる。ドライブコースにもぴったりだ。