隠岐旅行で必見の立ち寄りスポット
大小180余りの島々からなる隠岐諸島は全体がユネスコのジオパークに認定されており、なかでも西ノ島は大自然を満喫できる絶景スポットが多い人気の島。摩天崖は西ノ島の北西にある約7kmの国賀海岸の中心的スポットで、高さ257mの大絶壁。垂直にそそり立つ荒々しい光景とは対照的に、断崖の上部は展望台を含む緑の草地となっており、多くの牛馬が放牧されている。しかし257mの高さから見る絶景は足がすくむほどの迫力だ。
遊歩100選にも選ばれたウォーキングコース
「遊歩100選」にも選ばれている西ノ島ウォーキングコースはなだらかな丘陵地で、摩天崖の上部から通天橋のある国賀浜園地まで約1.8km、片道約30分。摩天崖や通天橋、天上界など大自然の奇岩群を眺めたり、牛馬がのんびりと横切る間をぬって歩いたりなど、変化に富んだ散策を楽しめる。なかでも魅力的なのは夕方。夕日が海へ沈んでいく様子や、奇岩の1つ、観音岩と夕日が重なる瞬間は必見だ。
絶景を間近で見る遊覧船
国賀めぐり定期観光船には2つのコースがある。浦郷港発の国賀海岸をめぐる1時間30分のルートと、別府港発で国賀海岸のほか、東側の東国賀海岸もまわる2時間10分のルート。海上平穏時には全便とも3つの洞窟めぐりがある。なかでも「明暗の岩窟」と呼ばれる洞窟は延長200mにおよぶ海のトンネルで、洞窟内を通り抜けてくれることも。船の幅ギリギリで入る様子はスリル満点だ。天上界、竜宮城、乙姫御殿、観音岩などの名所も次々とあらわれる。