清水寺

京都の有名な寺「清水寺」を模して建てられた緑深い山腹の古寺は、平安時代の開基

フォトギャラリーを見る
まるで秘境の寺院。京都の清水寺を模した朱塗りの救世殿は古く朽ち、木々に覆われ空高くたたずむ。かすかに響く川の水音が寺の静寂をより深くする。
営業時間
平日 ( 9:0 AM ~ 6:0 AM )

[close] 拝観自由
住所
佐渡市新穂大野124-1
電話番号
(0259) 22-2167

画像&動画

フォトギャラリーを見る

About

京都・清水寺に似せた「救世殿」は京都まで参拝できなかった佐渡の人たちへの配慮

808年に開基された清水寺は、平安時代から続く貴重な佐渡の古寺である。当時、京都の清水寺の本尊・千手観音菩薩像を厚く信仰していた桓武天皇が、京都まで参拝できない佐渡の人々を慮り、京都の清水寺を模した寺を建立したのが始まり。近くには佐渡で清水寺を作る際、寺にふさわしい場所を探していた法師が川の流れに光るものを見つけ、その源流を探しこの場所に至ったという、清水寺建立のきっかけとなった伝説の川が流れている。名称はどちらも同じ漢字で「清水寺」と書き、京都の寺を「きよみずでら」、佐渡の寺を「せいすいじ」と呼ぶ。京都に比べ規模は小さいながら、「救世殿」(ぐぜでん)と呼ばれる京都を模した舞台を持つ本堂があり、その姿は森の神殿を思わせる気品と風格を湛え美しい。舞台からは見晴らしの良い景色が望め、聖なる川のせせらぎが静寂の中に響き渡る。

深い自然に囲まれた神秘的な境内に点在する文化財

里と水田に囲まれた小高い山の斜面に建つ清水寺は、自然と文化財が溶け合うように融合した独特の神秘性が魅力だ。参拝客を迎える重厚な仁王門、鬱蒼とし樹齢幾百年にも及ぶ杉木立が続く参道、広々とした前庭に続く中門、鐘楼、そして救世殿は、すべて市の指定文化財に登録されている。この他、竜の彫刻が美しい漆喰の経蔵や講堂など、境内では貴重な建築物を見ることができる。808年創建以来、およそ200年に1度の建て替えを繰り返しながら保存されたという文化財。現在のものは、1730年に建て替えられたもので、江戸中期に建築された。

もっと見る

Plan your trip to sado

Chat with a local tour guide who can help organize your trip.

Request a Tour