佐渡島の玄関口として賑わいを見せる町、両津
島最大の港がある両津は、島内きっての繁華街である。周辺には商店街をはじめ、飲食店も集まっており、加茂湖を中心に温泉旅館も多い。近隣の観光スポットでは、能が上演される「椎崎諏訪神社」、「牛尾神社」、絶滅危惧種のトキの繁殖に力を入れる「トキの森公園」がある。カキが名産の加茂湖に近く、地元の名産や魚を販売し、新鮮魚介の浜焼きが食べられることでも有名な「佐渡海鮮市場・かもこ観光センター」も近い。内陸を北に行くと、「ドンデン山」や「大佐渡石名天然杉遊歩道」など、雄大な山の自然と、広々とした国仲平野の田園風景を楽しむことができる。
両津港から各地へ広がる観光ルート
両津港から34㎞ほど海岸沿いに北上すると、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に格付けされた「大野亀」「二ツ亀」のある北端の自然が堪能できる。西に17㎞ほど行けば、歴史ある町・真野エリアがあり、「佐渡歴史伝説館」や国際的に高い評価を得た酒蔵「尾畑酒造」などがある。両津から真野に至る中央エリアには「妙宣寺」「清水寺」「長谷寺」などの古い寺院や、自然農法の棚田「小倉千枚田」が点在している。
両津港から北西に25㎞、または真野を起点に海岸線を15㎞ほど北上すると、古い風情が味わえる町・相川があり、ここからは「佐渡金山」や「北沢浮遊選鉱場跡」などが近い。相川には、佐渡の焼き物「無名異焼」の人間国宝による作品が見られる「伊藤赤水作品館」や、陶芸体験ができる「玉堂窯元」もあり、日本の工芸に興味があればぜひ立ち寄りたい町だ。真野から相川にかけて続く西海岸は夕日の名所で、「佐和田海水浴場」は佐渡国際トライアスロン大会が開かれるビーチとしても名高い。
両津港から観光地への交通手段
佐渡観光で最も便利なのはレンタカーなど車だが、路線バスを使って観光地へいく事もできる。加茂湖周辺や町内観光には、電動アシスト自転車レンタサイクル「エコだっチャリ」での観光もおすすめだ。少し足を延ばして椎崎諏訪神社、牛尾神社、トキの森公園なども、レンタサイクルで回れる距離である。路線バスが使えるお得なフリーパス券は、乗車前に佐渡汽船ターミナル内1Fの新潟交通の窓口で購入できる。レンタカーサービスは、佐渡汽船ターミナル内1Fに3つのレンタカーサービスの窓口がある。事前予約がなくても空車があれば利用できる。レンタサイクルサービスはターミナル2Fの観光案内所で行っている。観光案内所では、地図、パンフレット、バス時刻表なども手に入り、佐渡観光の相談窓口となっている。
両津港近くの観光地
椎崎諏訪神社
路線バス1番・南線(佐和田バスステーション行)5分「椎崎温泉入口」下車徒歩3分
車で5分。
自転車で行くこともできる。
牛尾神社
路線バス2番・南線(佐和田バスステーション行)15分「天王下」下車徒歩10分
車で10分。
自転車で行くこともできる。
トキの森公園
路線バス2番・南線(佐和田バスステーション行)20分「トキの森公園」下車
車16分。
自転車で行くこともできる。