エメラルドブルーの海を渡るドライブコース
海中道路は与那半島の北岸と金武湾に浮かぶ平安座島をむすぶ長さ4.7kmの道路。海底トンネルのように海の中につくられたものではなく、埋め立てた海の上に造られた道だ。ほぼ直線につくられており、海の上を走るのは爽快そのもの。本島から海中道路を経て、平安座島へ渡り、その先の宮城島や伊計島、平安座島の南の浜比嘉島などへのドライブコースとしてさまざまな景色が楽しめる。
気軽に立ち寄れる海の駅あやはし館
海中道路の途中には海の駅「あやはし館」がある。干潮時は砂浜を散策したり、潮干狩りに最適で夏は海水浴を楽しむこともできる。施設内は勝連もずくや伊計島の黄金芋など地域の特産品のほか、“ビーグ”と呼ばれるい草を使った民芸品などここでしか買えない土産物、レストランなどがある。おやつ代わりに食べる沖縄風天ぷらを買って外で食べるのもおすすめだ。2階は海の文化資料館となっており、琉球貿易で盛んだったマーラン船の模型をはじめ、沖縄の海にまつわる資料を展示している。
4島それぞれに異なる魅力
平安座島と橋によってむすばれた浜比嘉島は琉球の始祖といわれる女神アマミキヨと男神シネリキヨゆかりの島。アマミキヨの墓や二神が子をもうけた場所など神秘的な見どころが多い。平安座島の先、宮城島には世界でもっとも多くのミネラルを含む塩としてギネスブックにも認定された製塩工場「ぬちうなー」がある。絶景を望む果報バンタや伊計ビーチや大泊ビーチなどで知られる伊計島など、島によって異なる魅力を満喫できる。