沖縄の自然を見事に再現
ビオスの丘は沖縄本島中部、石川高原と呼ばれる高台に広がる植物園。那覇から車で1時間の中部にありながら、北部で見られるような亜熱帯の森を見事に再現している。約25万㎡の広大な敷地にはヘゴの木の群生やシダをはじめとする約259種類の植物が茂り、亜熱帯特有の植物や生き物を観察することができる。
湖水観賞舟や水牛車が人気の園内散策
ビオスの丘は川をせき止めてできた池や湖で囲まれており、真上からみると龍の形をした湖水大龍池からは湖水観賞舟が出ている。航路1km、約25分間のクルーズでは水辺でしか見ることのできない植物や生き物を観賞できる。園内にある全長2kmの散策路は徒歩のほか、水牛の引く車に乗ってまわることもできる。いずれもガイドさんの話が面白い。ユーモアを織り交ぜながら分かりやすく教えてくれる話はためになるので人気のコースとなっている。
幅広い年代が楽しめるアクティビティ
広い園内にはアスレチックや特大ブランコ、ヤギやニワトリなどの動物とふれ合える広場など子どもと一緒に楽しめる施設が多い。湖ではカヌーのほか、ハワイ発祥の人気アクティビティ、SUPを体験することができる。小回りもきくので湖水観賞舟では入れないような水辺探索を楽しめ、おだやかな波の湖上は初心者でも十分楽しむことができる。毎年5月中旬から6月下旬の土日にはホタルを観賞できるナイトツアーも開催され、薄暗い水辺を運航するナイトクルーズで見るホタルはとても幻想的だ。