レトロな唐破風造が目印
JR別府駅から徒歩10分ほどのところにある竹瓦温泉。1879年に創設され、当初建築されたものは竹屋根葺きの浴場で、1902年に改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられている。建物の正面は唐破風造の木造建築で、重厚で豪華な風情ある屋根が印象的で、今では別府温泉のシンボルとなっている。
名物砂湯と源泉かけ流しの両方が楽しめる温泉
屋内には普通浴場と砂湯があり、ともに男女別となっている。砂湯はぜひ体験したい名物。砂湯専用の浴衣に着替え、順番が来ると名前を呼ばれて中に入る。砂かけさんと呼ばれる係りの方が、砂を掘ってくれるのでそこに仰向けに寝転がり、その上に砂をお腹から足、肩とかけてくれ、温泉で温められた砂がポカポカして、リラックス、デトックス効果が期待できる。約10分~15分が最適な入浴時間で、じんわりと汗をかくことができる。長時間入浴すると低温やけどになるおそれがあるので注意。砂湯を終えたら、浴衣を脱ぎ、シャワーを浴びて温泉へ。お湯は43度と少し熱めの炭酸水素塩泉の源泉かけ流しになっている。天井の高いロビーは昭和初期のイメージを残しており、湯上りにくつろげるスペースがある。砂湯に入るときには、頭にシャワーキャップ、もしくはハンドタオルを髪の毛に巻くことをおすすめするが、いずれも有料でレンタルあり。シャンプー、リンス、石鹸なども全て有料で使用することができる。
大分名物で小腹を満たす
竹瓦温泉の目の前には「TAKEYA」というカフェがあり、おばあちゃんお手製のお弁当や惣菜や、小麦粉と水を手でこねた太麺と野菜と豚肉が入ったみそ味の大分名物「だんご汁」などを食べることができる。