奥日光三大名瀑
奥日光には奥日光三大名瀑として人気の滝が3つ存在している。「華厳の滝」「湯滝」そして、「竜頭の滝」だ。 まずは、「華厳の滝」である。落差が97メートルもある滝で、その姿は壮大である。この華厳の滝は日本名瀑のひとつでもある。観光客向けにはエレベーターも設置されており、約100メートルの高さを一気にあがり、観瀑台から滝つぼを間近で観察できる。また明智平のロープウェイや、明智平展望台からもながめることが可能だ。次に、湯滝が奥日光三大名瀑の1つとして知られている。湯ノ湖の南にあり、温泉を含んだ湯ノ湖の水は冬でも凍結しないのだという。滝つぼ近くの観瀑台から迫力ある滝の流れを楽しめる。また遊歩道からは滝の側面から観察できる。高層湿原の戦場ヶ原のハイキングコースの途中にあるため、立ち寄りやすさも人気の理由だろう。この湯滝の水が戦場ヶ原を通り、竜頭の滝となって中禅寺湖へと流れている。
竜頭の滝の美しい姿を楽しむ
日光に連なる山々の中で最も高い男体山。その男体山の噴火によってできた溶岩をすべるように流れ落ちるのがこの竜頭の滝である。階段状になった岩肌を早い流れに乗って、210メートルにわたり流れる。滝つぼ近くに大きな岩で2つに分かれて流れる様子が竜の頭に見えるというのが名前に由来だ。 竜頭の滝は散策しながら間近に滝を観察することが出来る。滝上部からの眺めなども良いが、滝を見ながらゆったりとお茶を飲むことができる龍頭之茶屋もおすすめである。 特に春にはつつじがきれいで一帯は赤紫色に染まる。更に紅葉の名所としても知られる竜頭の滝。9月下旬ごろからもみじやシナノキの紅葉と滝の美しいコラボレーションが楽しめる。 竜頭の滝を見終わっても周辺のは多くの人気観光スポットが点在している。日光国立公園の高層湿原の戦場ヶ原や中禅寺湖、湯元温泉やそれらを一望できる半月山展望台など、是非セットで奥日光を満喫してほしい。