雲仙火山が創る素晴らしい自然
島原半島の中心部には雲仙火山があり、島原半島全域が日本最初の世界ジオパークとして認定された。約430万年前から1995年までの火山活動の跡を観察する事が出き、水中で堆積した地層や化石も産出され、その成り立ちや歴史は、現在でも残されている地面や崖に見ることができる。半島内には、小浜温泉、雲仙温泉、島原温泉と温泉が充実しており宿泊施設も多い。
歴史と火山が創り出す大自然を巡る
島原市内には、「島原城」をはじめとして、城下町に残る「武家屋敷」や、昔ながらの水路に「鯉が泳ぐ町」など歴史的な観光名所が多い。また、火山活動によって誘発された「島原湧水群」や、噴火災害の軌跡を学べる「雲仙岳災害記念館がまだすドーム」も見どころ。雲仙市内には、今も活発に噴気を上げて硫黄の臭いが漂う「お糸地獄」、「大叫喚地獄」などのおよそ30箇所の地熱地帯「雲仙地獄」、海抜1300mの上空を空中散歩できる「仁田峠ロープウェー」、南島原市では、古くから庄屋の町として栄えた産業遺産と歴史遺産が数多く残る地区「ありえ蔵」、約300頭生息する野生のハンドウイルカを1年中見ることのできる「イルカウォッチング」が人気で、南側の海岸沿いには、島原半島で最も古い430年前の火山岩が見られる「早崎海岸」、150万年前の海底噴火でできた島「女島」、150万円前の土石流堆積物が見られる「国崎半島」、50万年前の雲仙火山の地層が見られる「龍石海岸」など、火山噴火にまつわる島原半島の成り立ちを見ることができる。