謎に包まれた、伊賀流忍者の世界を垣間見よう!
忍術とは、主に三重県伊賀地方と滋賀県甲賀地方で発達した独自の兵法。伊賀上野城がある上野公園内の「伊賀流忍者博物館」では、呪術と秘術を得意とする伊賀流忍術や忍者についてわかりやすく解説してくれる。館内は「伊賀流忍者屋敷」、「忍術体験館」、「忍者伝承館」から構成。ミュージアムショップ「NINJA坊」ではTシャツやおもちゃはもちろん、忍具や忍者衣装などここでしか手に入らない忍者グッズが手に入るとあって人気だ。
からくりや仕掛け、忍具など、伊賀流忍者の忍術を学ぶ
一番の見どころといえば「伊賀流忍者屋敷」だろう。外観はただの茅葺きの農家だが、屋敷のあちこちに防衛のための仕掛けが。ここでは「くノ一(女忍者)」が屋敷の隅々まで案内。「どんでん返し」「抜け道」「隠し戸」「刀隠し」などの仕掛けやからくりを、実演を交えながら案内してくれる。続いて「忍術体験館」では、伊賀忍者が上野城へ密かに潜入する様子を公開。忍者が作戦実行のために使った道具について学び、また道具の一部を触れることもできる。「忍者伝承館」では暗号や九字法、人相学など、今日でも役立つ忍術について学ぶことができる。
“本物”の忍者ショーや、手裏剣投げ体験も楽しもう
もうひとつ見逃せないのが、忍者広場で行われる「忍術ショー」だ(別途料金が必要)。ステージでは当時実際に使用されていた忍具を使い、忍者がどう使用したかを実演。手裏剣、刀、鎖鎌といった忍具を使用したショーは迫力満点だ。「忍術ショー」は、1日に2~3回開催。開催日と時間はホームページで確認できる。また、実際に手裏剣を投げる体験も可能(別途料金が必要)。気軽に忍者体験ができるとあって、世代を超えて人気が高い。