高さ34mの大鳥居は必見
かつて熊野本宮大社は、熊野川・音無川・岩田川の合流点であった中州の大斎原にあった。大斎原は、現在の熊野本宮からは500mほどはなれた場所にある。かつての熊野本宮は、現在の熊野本宮大社の数倍の規模だったといわれている。人々に親しまれていた当時の熊野本宮は、1889年の水害により多くが流出してしまい、現在の開けた広庭となった。神が舞い降りたといわれている大斎原は、パワースポットとしても人気。特に34mの大きさを誇る大鳥居は圧巻。春には桜の名所としても知られており、満開の桜が大鳥居や大斎原の森を淡くピンクに染める様子も大変美しい。
本宮で行われる祭りやイベント
すがすがしい雰囲気が溢れる緑豊かな大斎原。そこから徒歩10分ほどで熊野本宮大社へ行くことが出来る。熊野本宮大社では、年間を通して様々な祭事やイベントが行われている。元旦に行われる熊野本宮大社開寅祭での大鳥居のライトアップなども見所。4月には熊野本宮大社で最も大きなお祭りである熊野本宮大社例大祭が行われる。総勢50名ほどで、神歌を歌いながら湯の峰温泉を目指す湯登神事は、和歌山県の無形民俗文化財に指定されている。昔から守られてきたこの地独特の文化を体感できるこのようなイベントに参加するのもおすすめ。
周辺にあるおすすめ観光スポット
冬限定の広大な露天風呂「仙人風呂」のある川湯温泉、アウトドアが楽しめる渡瀬温泉、そして湯の色が7回も変化することで有名なつぼ湯(世界遺産)のある日本最古の湯、湯の峰温泉など、豊富な温泉でくつろぐことも。祈りの聖地として今も昔も多くの参拝者が訪れる世界遺産の熊野古道と共に要チェックな観光スポットだ。