金刀比羅宮

江戸時代の庶民の一大イベントこんぴら参り

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苦行を達成しご利益を得る神社参拝の旅で庶民の憧れでもあった神社。1368段もの石段沿いには多くの文化財が点在する。
営業時間
土 ( 8:0 AM ~ 5:0 PM )
日 ( 8:0 AM ~ 5:0 PM )
平日 ( 8:0 AM ~ 5:0 PM )

御本宮 6am-5pm 奥社 8am-5pm
住所
香川県仲多度郡琴平町892-1
電話番号
(0877) 75-2121
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About

こんぴらさんの名で親しまれる神社

金刀比羅宮(ことひらぐう)は地元の人々から「こんぴらさん」の愛称で親しまれている海の神様を祀る神社。長い参道の石段で知られ、本宮まで785段、奥社までの合計は1368段にも及ぶ。途中様々な重要文化財などの見所があり片道30分ほどで到着する。100段目に「一之坂鳥居」と両脇には「備前焼狛犬」が。168段目には「灯明堂」があり多数の釣燈籠が夜の参道を照らす。351段には「金刀比羅本教総本部」や豪華な装飾の「青銅大燈籠」、朝夕時刻を知らせる「鼓楼」。365段には神域の総門「大門」。365段から431段目の「桜馬場(さくらのばんば)」は春に美しい桜並木が見頃を迎える。

江戸時代の人々が憧れた場所

江戸時代に庶民は旅行を禁止されていたが、神仏への参拝だけは許されており、三重県の伊勢神宮への参拝とともに、金刀比羅宮への参拝も人生の一大イベントであったと言われる。代理として飼犬が代参をすることもあり、旅人から旅人へ連れられてこんぴら参りを果たした犬は「こんぴら狗(いぬ)」と呼ばれた。431段目にはこんぴら狗の銅像がある。477段「書院」では内部の襖絵が公開されている。595段「祓戸社(はらえどしゃ)」には罪や穢れなどを祓(はら)い清める神様が祀られている。628段「旭社」は屋根内側の見事な装飾が見所。642段「賢木門(さかきもん)」は一本の柱を逆さまにつけてしまったことに由来する。785段上がった御本宮神札授与所でのみ、「幸福の黄色いお守り」と「ミニこんぴら狗」が手に入る。お守りは鬱金(うこん)で染めた絹糸で織られており、病気や災いから身を守り健康と幸せのご利益があると人気。展望台からは讃岐平野や瀬戸大橋が一望できる。

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