1日に何度も山肌の色が変わる神秘の山
朝は藍、昼は緑、夕は紫と1日に何度も山肌の色を変えることから「紫峰」と呼ばれる筑波山。男体山、女体山の2峰を持ち、神の住む山として古くから信仰されてきた筑波山には1000種類にもおよぶ植物や昆虫、野鳥も多く、自然の宝庫となっている。日本百名山にも選ばれ、関東平野から独立峰のようにそびえる美しい姿から富士山とも対比され「西の富士、東の筑波」と並び、称される。
ケーブルカーとロープウェイを利用して気軽に登山を楽しむ
筑波山神社を起点に山頂へ向かうコースには本格的な登山家向けから家族連れ用まで、幅広い人が楽しめる登山道、ハイキングコースが用意されている。それぞれのコースはつながっており、登りと下りのコースを別にするなどバリエーションが楽しめる。男体山へはケーブルカーで、女体山へはロープウェイで登ることができ、初心者でも安心だ。また標高800m付近では男体山頂と女体山頂を行き来することもできる。
1年を通してイベントを開催
筑波山の中腹4.5ヘクタールには梅林が広がり、毎年2月下旬から1か月間ほど「梅まつり」が開催される。園内は白やピンクの花で埋め尽くされ、関東富士見百景の1つ「展望あずまや」からは富士山を眺めることもできる。10月~3月の毎週末にはロープウェイを夜間運行し「スターダストクルージング」を開催。山頂駅にはLED約1万個のイルミネーション、眼下にはつくば市の夜景、空には満点の星と360度ロマンチックな光に包まれる。