自由に見学できる常設展示館とミュージアムショップ
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は日本中の宇宙開発研究者たちが集まる機関。そのJAXAが所有する筑波宇宙センターは日本の宇宙開発事業の拠点として1972年に開設。一般の立ち入りも可能にし、最新技術が間近で体験できるようになっている。施設に入ってまず目にするのは「ロケット広場」にある長さ50mのH-Ⅱロケット。約10年の歳月をかけて開発された純国産のロケットはその大きさに目を見張る。常設展示館「スペースドーム」は、5つのエリアに分かれ、実物大の人工衛星や本物のロケットエンジン、「きぼう」日本実験棟の実物大モデルなどを間近に見ることができる。1日5回、予約不要で自由参加の展示館ガイド(25分)も行われている。スペースドームの隣りにあるのは「プラネットキューブ」。時節ごとにテーマを変えて開催される企画展とミュージアムショップを併設。宇宙食やステーショナリーなど宇宙関連グッズが人気。
施設見学ツアーと特別公開で宇宙を深く知る
人気の施設見学ツアーは事前予約制。2015年10月より従来3コースに分かれていたツアーが1コースに集約され、有料となる(所要時間70分)。「きぼう」の運用管制室や宇宙飛行士の基礎訓練を行う施設を見学する。また年に1回、行われる特別公開では、普段入ることのできないセキュリティの高いエリアへも入ることができ、宇宙開発についてより深く知ることができる。