人気が高まりつつある観光スポット
首都圏最大の公園墓地であり、人々のいこいの場でもある牛久浄苑は、家族で楽しめる仏教施設として人気が高まりつつある観光スポットだ。 その苑内にある牛久大仏は、ギネスブックに登録され巨大仏像として話題になっている。その姿は阿弥陀如来像を拡大したもので、高さが120mあり、ブロンズ立像では世界最大を誇る。アメリカ、ニューヨークにある自由の女神が全高93mであることを考えると、牛久大仏を見上げたときのインパクトは絶大だ。1992年に完成されて以来、まだ歴史が浅い牛久大仏だが、その体内に入ることができ、様々な趣向を凝らした近代的な仏教世界が体験できるようになっている。
体内は神秘的な仏教体験ゾーン
5層に分かれた体内へは誰もが中に入ることができる。僧侶の話を聞き、仏教の経典を写し書く“写経”もできるスペースがある。 また3Fフロアには、3400体の金色の仏像が並び、極楽浄土を表現した仏教世界をみることができる。最上階、地上85mの大仏胸部にある展望台からは、畑が広がるのどかな牛久の風景が見渡せ、晴れた日には遠くに東京スカイツリーや富士山もながめられることがある。
家族でたのしめるアトラクション
園内には子供も楽しめるアトラクションがある。“ふれあい動物公園”ではウサギやリスなど小動物に餌付けし、触れることができる。また、日本の伝統芸能さるまわし(サルの曲芸)のショーも人気だ。牛久大仏の目前に広がるお花畑では、春と秋に可憐な花が一面に咲き、花摘みがたのしめる。ポピーやコスモスの花畑にたたずむ牛久大仏の姿はのどかで平穏そのものだ。