ふるさとの技体験エリアで江戸時代へ
江戸時代後期から明治時代初期における房総の古い町並みを参考にめし屋、そば屋などの飲食店から鍛冶屋までの16棟で構成。古い町並みにはよく見られた稲荷の社や地蔵、火の見やぐらなども再現。時代劇の一場面に入り込んだような空間だ。実際テレビのロケ地としても有名でたびたび撮影が行われている。こちらでは年間350種類の実演・体験プログラムを用意。千代紙ろうそくや畳のコースター、張り子の絵付け、そば打ち、太巻き寿司つくりなど興味深いプログラムがそろっている。なかでも人気なのはよろいとかぶとの試着。本物そっくりの甲冑は重厚感があって刀を持てば立派な武将。
原始・古代・中世の歴史を肌で感じる風土記の丘エリア
風土記の丘は大小100基を超える竜角寺古墳群を中心に整備。1779年に建てられた農家は茅葺き屋根の昔ながらの住宅。周囲を囲む縁側や土間、つややかな床など200年の歴史を物語っている。広い芝生の中に建っている白壁の旧学習院初等科正堂は国の重要文化財。1899年に建てられた明治時代の代表的な学校建築様式を伝える建造物。風土記の丘資料館では原始・古代・中世の遺跡から出土した考古関係資料を収蔵、展示。印旛沼から発掘された子供のナウマンゾウの骨格模型や縄文土器など貴重な歴史資料を見ることができる。6世紀~7世紀ごろの周囲に埴輪が配置された当時の姿を再現した「101号古墳」や一辺80mの東日本最大級の規模を持つ「岩屋古墳」を間近に見ることができる。