成田山の参道を歩く
成田空港からJRで移動すること10分程度で、JR成田山駅に到着することが出来る。駅前から成田山までの道のりが、成田山表参道といわれる通りである。もともと成田山付近は旅館が栄えており、そのため旅行者の疲れを癒すための飲食店などが多い。成田参道を歩いていると目にするうなぎの看板が多いのは、それらの旅行者に精を出して欲しいという思いから始まっている。成田山への参拝で旅館がにぎわっていた江戸時代のおもかげをいまだに残す参道には、せんべいや団子のお店、そしてうなぎのお店など多くのお店が並んでいる。海外から観光客も多い成田山では、多国籍料理のお店を多く点在する。日本食が苦手だという外国人でも安心して観光できるだろう。成田山へたどり着くまでの道のりは賑やかで楽しめ、また日本らしさを味わうには最適な場所だ。およそ800メートルの成田山表参道は、成田山の総門まで続く。
成田山新勝寺で仏教を学ぶ
成田山新勝寺では写経体験をすることが出来る。写経とは、仏様のことばであるお経を書き写していく作業のこと。静かに無心で写経することで仏様のご利益があるとも言われるが、近年ではこの作業がリラックス効果があるとして人気。静寂な雰囲気の中で仏教体験が出来る。また成田山が開山されて以来毎日行われているのが、御護摩祈祷参詣。これはこの成田山が建てられた平安時代から続く祈りの儀式。悩みや願い事の成就を祈願して多くの参拝客が訪れる。注目したいのはこの御護摩祈祷参詣の中で行われるお火加持。儀式の中で火を炊くのだが、この火に大切なもの(財布など)をかざすことで不動明王のご利益を受けるというもの。自分の持ち物を火にかざしたくないなら、御護摩札というお守りを購入することも出来る(御護摩料の支払いが必要)。誰でも参加できる御護摩祈祷参詣は、本堂の受付にて申し込める。成田山ホームページを参照。
成田山公園
成田山新勝寺の本堂をさらに進むと、平和の塔と呼ばれる高さ58メートルもの大きな塔がある。その下に広がるのが広大な成田山公園だ。 緑豊かな公園には、鯉の泳ぐ池や滝など心が安らぐ場所として多くの参拝客の憩いの場となっている。春には梅、秋には紅葉も美しく、日本らしい四季折々の自然が楽しめるのも特徴だ。