江戸の名残をとどめる町並みは名物三昧
空港から1番近い、古き良き日本がある成田山表参道。場所がら外国人も多いため、英語が通じて日本も味わえるもっとも観光しやすい場所といえる。 参道を歩き始めてまず気がつくのはうなぎを扱うお店の多さ。うなぎは江戸時代から続く成田名物。江戸からの長い旅路の疲れをいやすため、栄養価値が高く、産地でもあったことからうなぎ料理が人気に。参道の中ほどを過ぎた「川豊」では店先で職人がうなぎを割いている姿を見ることができる。その香ばしい甘い香りの中を散策するのも楽しみ方のひとつ。1899年創業で栗ようかんを扱う「なごみの米屋」は店の裏でようかん資料館を運営。ようかん付きのおみくじがありユニーク。 ほかにも鉄砲漬けが有名な「川村佐平治商店」や参道唯一の日本酒蔵元「長命泉」など日本を代表する名物が多い。また、江戸時代創業で今もなお営業している「大野屋旅館」や「三橋薬局」の建物は成田市の有形文化財に指定。古い町並みを散策するだけでも楽しめる。参道の途中左には「成田観光館」があるのでそこで情報を仕入れるといい。
成田山と町の人々でつくるお祭りは圧巻
300年の歴史をほこる関東屈指のお祭り「成田祇園祭」は毎年7月上旬開催。おみこしを先頭に、10台の山車と重厚な屋台が3日間夜までひき回される。駅前から薬師堂までの平らな道はゆっくりと、薬師堂から総門までの坂道は威勢のいい掛け声とともに激しく、それぞれ異なる引き回しは見もの。駅前に集合しての総踊りはエネルギッシュで圧倒される。