世界恒久平和を訴える広島のシンボル
平和大通りは第2次世界大戦中に建物を取り壊して防火帯としたのが始まり。東の比治山公園から西の西広島駅前広場まで長さ4kmにわたって続く大きな道だ。100mの幅員や広島を東西に貫く都市軸、貴重な緑地帯のある道路は“日本の道100選”にも選ばれ高い評価を受けている。プロ野球チーム「広島東洋カープ」の優勝パレードや各種イベントの開催、駅伝のルートなど広島のシンボルとして幅広く利用されている。
冬の夜を彩るイルミネーション
毎年11月中旬から正月にかけて開催される「ひろしまドリミネーション」は50万人以上が訪れる冬の一大イベント。「おとぎの国」をコンセプトにライトアップされた平和大通りはメルヘンチックな雰囲気に包まれる。緑地帯やアリスガーデンを中心に約140万球の光でライトアップ。来場者が触れたり光らせることができたり、各エリアにはイルミネーションの一部になったように見える撮影スポットも設置。来場者参加型のライトアップが展開される。
広島最大級のイベント「ひろしまフラワーフェスティバル」
ゴールデンウィークに開催されるのは「ひろしまフラワーフェスティバル」。8月6日に開催される平和記念式典が「静」のイベントに対し、フラワーフェスティバルは生命感あふれる「動」の祭典。パレード、ステージ、ひろばの3部門で構成され、3日間で160万人を超える人でにぎわう。イベントは夜まで行われ、平和を願うメッセージを添えたキャンドルや点灯した「折りづるみこし」が平和記念公園を彩る。