原爆投下当時を学ぶ
原爆ドームと並び原爆を知るための場所。1945年に原爆が投下され、そのわずか4年後には原爆被災資料の公開展示が始まり、10年後の1955年に広島平和祈念資料館が開館した。原爆の仕組みや破壊力の説明、放射能、熱線、爆風、火災の被害に関する説明と遺品などが展示され、当時の状況を伝えられている。展示品のなかには、黒焦げになったお弁当箱や、焼け焦げた制服、熱線によってできた人影のうつる石段、黒い雨の跡など、当時の貴重な証拠品があり、戦争を知らない世代にも強烈な印象を与える内容となっている。熱線被害の瓦の展示では、実際に表面が溶けて泡状になった瓦に触れることができる。
17か国語対応の音声ガイド、9か国語のリーフレットが完備
館内では300人以上の被爆者の体験談をビデオで自由に見ることができる。17か国語対応の音声ガイド、9か国語のリーフレットも用意されている。東館は被爆前と被爆後の広島の歴史的事実を踏ふまえた「広島の歩み」を展示、本館は被爆者の遺品や写真を展示、ミュージアムショップも併設している。