大人気のジャイアントパンダは必見
1882年に、日本に初めて出来た動物園がこの恩賜上野動物園。第二次世界大戦時には、動物のさっ処分などの悲しい過去もあるが、長い間「生きた博物館」として世界の様々な動物を観察できる貴重な場所としてその役割を果たしてきた動物園である。そして日中国交回復を記念し、1972年にやってきたのが初代ジャイアントパンダのカンカンとランラン。上野動物園は、日本で初めてジャイアントパンダを飼育した動物園であり、また最も長く飼育した経験のある施設でもある。さらに、日本で初めてパンダの繁殖にも成功している。2008年にリンリンがなくなると3年間パンダ不在が続いたが、2015年現在は2匹のパンダ、リーリーとシンシンが暮らしている。
東園と西園にいる様々な動物たち
広々とした園内は東園と西園にわかれている。歩いて行き来をすることももちろん可能だが、日本で最初に開業したモノレール「上野動物園モノレール(正式名所:上野懸垂線)」で移動するのもおすすめ。東園には、ジャイアントパンダをはじめサル、ゴリラ、ゾウ、トラ、クマ、アザラシなどの住む森が広がっている。またエゾシカ、ニホンカモシカなどの日本の動物の展示もこちら。動物だけではなく国重要文化財の旧寛永寺五重塔、閑々亭、20世紀初頭の日本型ベルサイユ建築を思わせる旧正門、日本で最初に作られたサル山などの歴史的建造物にも注目。一方、西園にはキリンやカバ、アイアイなどアフリカ産動物、小動物の展示、そして動物に触れ合うことの出来る子ども動物園がある。毎日11時からはガイドツアー(約45分)も行われ参加は無料。集合場所はパンダ舎横の赤い看板が目印。