代々木上原にあるイスラム教徒の祈り
イスラム教にとって、モスクは大変大切な場所。ジャーミィとは、1日5回の礼拝が行われる礼拝堂のこと。アラビア語で人の集まる場所を意味する。東京ジャーミィは、1938年にロシアのカザン州から日本に避難してきたトルコ人によって建設された。オスマントルコ洋式で建てられたモスクだが、現代建築の要素も取り入れており、ステンドガラスから、モスクの中には優しく美しい光が溢れる。結婚式や演劇、展示会にも使用され、市民に愛されている。
イスラムの文化を学ぶ
トルコ文化センターでは、見学者に対し、イスラム教・モスク・文化センターについての解説をしてくれる。またイスラム教、モスクについての書籍やパンフレットの販売、宗教に関するアイテムの販売、トルコタイルなどのお土産の販売も行っている。礼拝堂であるモスクも見学が可能で、5名以上の場合はウェブ上での予約が必要。また、土曜・日曜には2時30分より日本語ガイドつきの案内も利用可能。こちらは予約不要。モスクには礼拝中も見学ができるが、いくつかのルールを厳守する必要がある。女性は、足の隠れるロングスカートや長袖、長ズボンで露出を控えること。男性も、タンクトップやハーフパンツでは入れない。礼拝中は、静かに後方での見学が望まれるうえ、写真撮影は避ける。また、礼拝場の上階は女性専用となっている。