皇居東御苑
皇居東御苑には、旧江戸城の本丸、二の丸、三の丸があり昭和43年から一般に公開されている。三の丸には一般に公開されている工芸品などもあり、日本の歴史を見て取ることもできるようになっている。天守閣跡も残っていて、石垣には登ることができる。天守閣とはお城の一部分で、全体を見渡すための物見やぐらのことであるが、そこから皇居を一望できる。
日本庭園とお花見
皇居東御苑には、美しい緑の雑木林の中に庭石や池などで絵画的に形作られた日本庭園もある。日本庭園の中を歩けば、騒がしい日常の中でもほっと一息の入れられるゆったりした時間を過ごせるだろう。 また春には桜の名所としても知られている。桜の種類はソメイヨシノやヤマザクラ、里桜などでおよそ280本の桜を楽しむことができる。日本人にとって桜は重要で、春には多くの観光客で賑わう。花見と言って、桜が咲く季節には学校の友人、仕事先の同僚や上司、家族などで桜を見ながらお酒や食事を楽しむのが日本の習慣だ。桜で有名な上野公園も、春にはこの花見客で大変賑わう。しかし、お酒を飲むことによってマナーやモラルのあり方が問題となっている。その点、この皇居東御苑は夕方までの開園に加え、飲食やスポーツが禁止であるため、純粋に桜を楽しみたい観光客にはもってこいの場所なのだ。ゆっくりと日本の桜を堪能できるので、やはり春に訪れることをおすすめしたい。皇居参観を終えたあとに訪れても良いし、忙しい東京観光に疲れた時には是非訪れて一息いれて欲しい場所である。