江戸時代から続く開発都市、汐留
およそ400年前、東京湾岸の湿地帯だった「汐留」に、江戸幕府の将軍徳川家康の発令による城下町建設事業が進み、一帯は埋立地化が進んだ。完成すると多くの大名が住む武家屋敷街となった。武士社会の終焉後は鉄道が敷かれ、貨物ターミナルとなったものの、やがて使われないようになっていった。1995年、東京都と民間のプロジェクトにより再開発が始まり、2004年にオフィス、放送局、ホテル、商業施設を含む巨大複合都市“シオサイト”として生まれ変わった。
再開発都市「シオサイト」
シオサイトには高層オフィスビルやホテルが立ち並び、地下通路とつながるペデストリアンデッキには多数のレストランやショップが並ぶ新しい複合施設都市だ。街は5区に分かれており、1区“カレッタ汐留”にはミュージカルや芝居が観劇できる劇団四季の専用劇場や日本初の広告資料館「アド・ミュージアム東京」がある。また、キー放送局の日本テレビの本社があり、イベントや中継などが多く行われる。毎年夏に開催されるイベント「汐博」では、人気テレビ番組のパビリオンやステージイベントが催され賑わいを見せる。冬には美しいイルミネーションの広場が出現しファンタジー一色になる。大人がゆったりとした時間を過ごすなら、2区にあるホテル・コンラッド・TOKYO内にあるレストランやバーで過ごすのもいい。28Fにあるバー&ラウンジ”Twenty Eight”は展望も美しく、昼は日本の名勝“浜離宮恩賜庭園”が眼下に広がり、夜には東京湾やレインボーブリッジの見える美しい夜景が楽しめる。