新宿御苑とは
新宿御苑は、もとは皇室のための庭園として造られている。皇室の休憩所として造られた旧洋館御休所は、重要文化財に指定されている。御苑は約58ヘクタールの大きさを誇り、3種類の庭園で構成されている。なだらかで広々とした芝生が特徴のイギリス風景式庭園、プラタナス並木のあるフランス式整形庭園、そして回遊式の日本庭園だ。
桜の名所
新宿御苑は、桜の名所としても知られており、日本さくら名所100選にも選ばれた。約1100本の桜の木があり、春には特に多くの観光客で賑わう。さらに、秋には紅葉が美しいのも新宿御苑が人気の理由だ。同じ紅葉でも、イギリス風景式庭園から見るカエデや、日本庭園の池に映る紅葉など、楽しみ方は様々。ハナミズキや銀杏の木など、新宿御苑の紅葉は10月中旬から12月中旬まで楽しめる。
また、新宿御苑ではさまざまなイベントも行われている。写真教室やフォトコンテストなどの参加型イベントや、菊花壇展や洋らん展など。また、江戸東京野菜市場、新宿御苑花市場は毎月行われている。遊具類は使用禁止、酒類は持込禁止だが、それ故に静かでゆったりとした時間が流れているのも特徴的である。騒がしい都会の真ん中で、季節折々の美しい自然を感じられる新宿御苑。特に桜の美しい春、そして紅葉の素晴らしい秋におすすめしたい。