国定公園に指定される高尾山を満喫
高尾山は都心から気軽に行ける山として人気だ。標高599m、国定公園に指定され四季折々の美しさを誇る。むささびの生息地でもあり、動植物、鳥類の捕獲を始め、キャンプやBBQ、無許可の車両の乗り入れ禁止など厳しい規制により大切に守られている。山にはトレッキングコースが整備され体力や予定に応じて選べ、ケーブルカー、リフトを利用した気軽なハイキングも可能だ。他にも、かわいいニホンザルがたくさん見られる「さる園」、約300種類の山野草が咲く「野草園」、標高500mからの絶景を楽しみながら食事ができるカフェレストラン「キッチンむささび」など、高尾山には楽しみがいっぱいある。
真言密教の聖地、高尾山薬王院
高尾山は一般に行楽地のイメージが強いが、古く744年に開山された霊験高い修験道の霊場である。高尾山中腹にある薬王院は、関東一帯を守る祈願寺として信仰されている。僧たちは高尾山の自然の中で修行をおさめ、山中の「琵琶滝」と「蛇滝」は滝修行道場として一般希望者にも滝行の機会が開かれている。また、高尾山には厄を遠ざけ幸せを呼ぶ天狗伝説があり人々に信仰されている。薬王院では精進料理を楽しむことができる。肉類の使用されない料理はヘルシー。旬の素材を生かした料理をいただき、自然のめぐみの幸せを感じてほしい。
山頂でみる“ダイヤモンド富士”は絶景
山頂から見る富士山は「関東の富士見100 景」に選定される絶景ポイント。特によく晴れた12月の夕暮れの、富士山に沈む夕日はダイヤモンド富士と呼ばれ、夕日が富士山火口に吸い込まれるように見える様子が神秘的かつドラマチック。