ライブ感あふれる相撲を体験できる
まげを結った裸の大男が戦う日本のレスリング、相撲。ぶつかり合った瞬間の音、体が真っ赤に火照り汗しぶきが散る迫力に圧倒されるだろう。厳しい練習を重ね、磨き上げられた様々な技と駆け引き、相撲は見るだけでも奥深い。1500年以上の歴史ある相撲を生で楽しんでみては。国技館では目の前で技を競う力士たちの相撲を体験できるだろう。 両国駅を出ると国技館の美しい淡いグリーンの日本的な屋根を持つ大きな競技場が見える。現在の両国国技館は歴史が新しく、1984年に建設されたものである。会場に入ると、中央に相撲のための土俵があり、天井には吊屋根がある。この相撲ならではの独特な内装も興味深いだろう。そして、相撲の楽しさは中でお弁当を食べながら観戦できること。国技館には弁当を売る売店がある(基本、持ち込みはNG)。そこでの買い物を楽しみ、座席について国技館の弁当を食べながら相撲を楽しむのが日本の相撲の楽しみ方。特に焼き鳥弁当は国技館名物である。国技館の地下には焼き鳥工場があり、その日に地下で焼かれた焼き鳥を食べることができる。みやげ物屋で買う相撲グッズもタオルやTシャツなども品ぞろえがいい。驚くべき事は、相撲は朝8時ごろから取り組み(試合)が始まっていること。しかし、有名相撲取りによる取り組みは午後3時前後に始まるので、2時30分ごろから見るのがいいだろう。また、館内には入場無料の相撲博物館がある、そちらを見てから試合を見ては。豪華な化粧まわしや、錦絵など興味深い資料が展示されている。 相撲は各地を巡業しながら行われるので、相撲を見ることが出来る時期に注意が必要。東京の国技館での開催は、毎年1月、5月、9月。ほかの時期は地方巡業になるので、日本大相撲協会のホームページで日程チェックを。チケット情報も掲載されている。外国人相撲取りも増え、国際色豊かになりつつある相撲。相撲も新時代を迎え盛り上がっている。伝統と新しさの中で歴史を刻み続ける相撲の魅力を、本物を見て確かめてほしい。