江戸東京博物館とは
江戸東京博物館では、城下町といって江戸時代の庶民たちが生活していた町の風景を模型などの展示品を見ながら見学できる。地上7階建て、地下1階の博物館。企画展示室、常時展示室、また年に5回程度の特別展示やイベントが開催される。
博物館には、江戸ゾーンと東京ゾーンでわけられた展示室があり、江戸ゾーンには浮世絵や千両箱の模型、また江戸時代の人々の暮らしていた長屋の模型などがある。江戸時代の庶民の生活が、模型や展示品などによりわかるようになている。江戸時代だけではなく、東京として名称が変わったあとの東京についても学ぶことができる。東京大空襲や、明治維新、文明開化など、日本にとって歴史上大きな変化であった出来事について展示品や写真などで学べるようになっている。
映像ホールもあり、動画資料とともに学べる仕組みもされ、また図書館では資料の閲覧が可能。これらの常設展示に加え、特別展示も常時行っている。貴重な江戸、東京の資料は14万冊以上。個人の研究等のためであれば、1部までコピーも可だ。日本について学びたい観光客は是非訪れたい場所である。2020年のオリンピック開催に合わせて、外国人観光客への対応を強化させようとしている博物館でもあり、英語のガイドブックなども常備されている。また、日本語がわからなくても楽しめるような模型や絵での展示が多いため、海外からの観光客も安心して見学できるはずだ。なお、英語を話すボランティア、またはヘッドフォンを用いての英語ナレーターによる解説も利用できる。
国技館
また、博物館横には国技館がある。国技館は、江戸時代から続く日本古来のスポーツである大相撲の興行のために建てられた施設である。江戸東京博物館で江戸と東京について学んだら、是非下町情緒の残る両国を探索してみると、また違った東京を体験できるだろう。